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歯を失う主な理由と抜歯の可能性が高い歯とは?

投稿日:2022年10月4日

カテゴリ:スタッフブログ

歯を失う主な理由と抜歯の可能性が高い歯について

歯を失う原因や抜歯リスクの高い歯の状態

人体の組織の多くは怪我などで損傷した場合に再生されます。しかし、歯については子供の歯から大人の歯に生え変わることはあっても、虫歯や歯周病、外傷などで歯の一部を失った場合に元の状態に戻ることはありません。

大切な天然歯をいつまでも良い状態で維持していただけるよう、今回のブログでは、歯を失う主な原因と抜歯の可能性が高い歯についてお話したいと思います。

歯を失う主な理由とは?

歯周病

歯周病は成人の約8割が罹患している炎症性疾患で歯を失う1番の原因となっています。細菌の感染によって炎症が起こり、症状が進行すると、歯茎や歯槽骨(歯を支える骨)などの歯周組織が破壊されてしまうため、最終的に歯が抜け落ちてしまいます。歯周病は自覚症状がほとんどなく進行するため、定期的に検診を受け、早期発見・早期治療に努めましょう。

虫歯

虫歯は虫歯菌が糖分をエサにして酸を放出し、その酸によって歯が少しずつ溶かされてしまう病気です。歯の内部にある神経にまで感染が拡がった場合は、感染した血管や神経を取り除く根管治療が必要となります。神経や血管を取り除いた歯は栄養が供給されなくなるため、歯が脆くなり、将来的に歯を失う可能性が高くなります。

歯根破折

歯根破折とは、外傷や歯ぎしり・食いしばりなどで強い力が歯にかかり、歯根に亀裂が入ったり、割れたりする症状です。歯根破折はほとんどのケースで抜歯と診断されます。特に神経のない歯は脆く、咬み合わせの異常などで歯根破折が起こりやすいため、注意が必要です。

将来的に抜歯の可能性が高い歯とは?

歯周ポケットが深い

歯周病の症状が悪化すると共に歯と歯茎の間の溝(歯周ポケット)は少しずつ深くなります。健康な状態であっても歯周ポケットは1~2㎜程の深さがあり、4㎜以上になると歯周病と診断されます。さらに症状が進行して歯周ポケットが10㎜以上まで重症化した場合は、抜歯となる可能性が高くなります。

虫歯を放置している

初期虫歯はきちんとケアすることによって治癒することができますが、ある程度進行した虫歯は治療が必要となります。治療せずにそのまま放置していると、歯の内部にある神経にまで感染が拡がってさらに症状が悪化し、最終的には抜歯となってしまいます。痛みや違和感を感じた場合はできるだけ早めに検査・治療を受けましょう。

被せ物をしている歯

過去の虫歯治療で神経を取り除いた歯は、かぶせ物を装着しています。神経がない歯は脆いため、歯根破折になる可能性が高いです。また、銀歯のかぶせ物は経年劣化が著しく、歯とかぶせ物の間に隙間が生じてその部分から細菌が侵入し、虫歯が再発することがあります。かぶせ物の内部で進行する虫歯は発見が難しく、重症化しやすいため、将来的に抜歯となる可能性が高くなります。

部分入れ歯・ブリッジを支えている歯

部分入れ歯やブリッジは、残存歯を支えにして固定します。支えとなっている歯は、咀嚼の際に負担がかかるため、その他の歯に比べて抜歯する可能性が高くなってしまいます。

大切な天然歯を少しでも多く維持するためには、日々のケアはもちろん、定期的な検診やクリーニングがとても重要です。悪くなってから治療をするのではなく、良い状態を維持するために日頃から予防に取り組むことが大切です。

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