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咀嚼時に感じる痛みの原因と対処法とは?

投稿日:2022年10月24日

カテゴリ:スタッフブログ

咀嚼時に感じる痛みの原因と対処法について

咀嚼時に感じる痛み

何もしていない時は特に問題がないのに、咀嚼時や歯を強く噛み込んだ際に痛みを感じるという場合があります。噛んだ時にだけ痛みを感じる場合は、歯の内側で何かしらの問題が起こっている可能性が考えられます。

今回のブログでは、咀嚼時に感じる痛みの原因と一時的な対処法についてお話したいと思います。

咀嚼時に歯が痛む原因とは?

虫歯

咀嚼時に痛みを感じる場合は、虫歯になっている可能性が高いです。過去に一度でも治療を行っている場合は、つめ物・かぶせ物で修復しています。つめ物・かぶせ物は素材によって経年劣化が著しいため、土台の歯との間に隙間が生じてしまい、そこから虫歯が再発することがあります。さらにつめ物・かぶせ物の内部で進行する虫歯は気づきにくく、重症化する可能性が高いため、注意が必要です。

歯根膜に炎症が起こっている

歯根の周囲には、歯と顎骨を結ぶための歯根膜という組織が存在し、咀嚼時に歯にかかる力を吸収・緩和しています。虫歯が歯根の方まで進行し、この歯根膜が炎症を起こすと、咀嚼時の刺激によって痛みを感じる場合があります。

歯周病

歯周病は自覚症状がほとんどなく進行する特徴があります。歯周病が進行し、歯茎や顎骨にまで炎症が拡がると、咀嚼時の力によって痛みを感じる場合があります。

歯根破折

歯ぎしりや食いしばりなどの強い力が歯に加わり、歯根部分にひびが入ったり、折れたりする症状を歯根破折といいます。歯根破折が生じると、破折部分から歯の内部に細菌が侵入して炎症が起こるため、咀嚼時に痛みを感じる可能性があります。

歯根嚢胞

歯根嚢胞は歯の内部で細菌感染が起こり、膿が溜まってしまう症状です。歯根嚢胞の場合は噛む力によって嚢胞が圧迫されるため、痛みを感じることがあります。

咀嚼時に歯が痛む際の対処法について

咀嚼時に歯が痛む場合は、下記の方法で一時的に痛みを緩和できる可能性があります。

痛みを感じる部分を冷やす

咀嚼時に痛みを感じる場合は、当該部分を冷やすことによって痛みを緩和できる場合があります。急激に冷やすとかえって痛みが強くなる場合があるため、濡らしたタオルや冷却シートなどで冷やすようにしましょう。

鎮痛剤を服用する

我慢できないほど痛みが強い場合は、市販の鎮痛剤(痛み止め薬)を服用して痛みを和らげましょう。

口腔内を清潔にする

炎症による痛みが強い場合は、歯磨きや洗口液など、セルフケアによって口腔内を清潔な状態にすることで細菌の数が減少し、痛みを緩和できる場合があります。歯磨きの際は痛みが強くならないよう、できるだけ優しくブラッシングするように心がけましょう。

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