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歯周病を放置することで生じるリスクとは?

投稿日:2025年12月1日

カテゴリ:スタッフブログ

歯周病を放置することで生じるリスクについて

歯周病を放置することで生じるリスク

上北沢駅すぐの歯医者「上北沢歯科」の歯科衛生士です。

歯周病は、放っておくと歯を失う原因にもなり得る深刻な病気です。さらに近年の研究では、歯周病菌が血流に乗って全身を巡ることで、さまざまな全身疾患を引き起こす可能性があることが明らかになっています。
今回のブログでは、歯周病を治療せずに放置した場合にどのようなリスクがあるのかをご紹介します。

歯を失う可能性が高くなる

歯周病が進行すると、歯を支える骨や歯ぐきといった組織が少しずつ破壊され、重度になると、歯がぐらついたり自然に抜け落ちたりすることもあります。さらに、放置することで細菌が口の中で増え、他の健康な歯にまで悪影響を及ぼす可能性もあります。

そのため、歯周病は早い段階で治療を始めることが大切です。早期の対応によって、歯周病の進行を食い止めることで、お口の健康はもちろん、大切な歯を守ることができます。少しでも違和感を感じたら、速やかに診察を受けることをおすすめします。

糖尿病のリスクが高くなる

歯周病と糖尿病はお互いに悪影響を及ぼし合う関係にあります。歯周病が進行すると炎症によって血糖値が上がりやすくなり、糖尿病の症状が悪化することがあります。また、糖尿病が悪化すると免疫力が低下し、歯周病も進行しやすくなるため、悪循環に陥りやすくなります。特に糖尿病の方は歯周病が重症化しやすい傾向があるため、注意が必要です。

動脈硬化を引き起こす(心筋梗塞・脳梗塞のリスクも高くなる)

歯周病が進行すると、「炎症性物質」が体内に放出されます。これらの物質は血管内に炎症を起こし、動脈の壁を傷つけることで、動脈硬化を引き起こす原因になると考えられています。動脈硬化とは、血液を運ぶ動脈が硬くなり、弾力を失って血流が悪くなる状態です。その結果、心筋梗塞や脳梗塞といった重大な疾患を引き起こすリスクが高まります。

誤嚥性肺炎を引き起こす

誤嚥とは、本来食道に送られるはずの唾液や飲食物が、誤って気管に入ってしまうことを指します。歯周病菌が口の中で増えた状態で誤嚥が起こると、これらの菌が唾液とともに肺に入り込み、誤嚥性肺炎を引き起こす可能性があります。

特に高齢者は飲み込む力(嚥下機能)が衰えているため、誤嚥のリスクが高まり、誤嚥性肺炎を起こしやすくなります。そのため、日頃から口腔内を清潔に保ち、歯周病の予防や治療を行うことが重要です。

認知症のリスクが高くなる

歯周病を放置すると、認知症のリスクが高まることが近年の研究で明らかになってきています。なかでも注目されているのが、アルツハイマー型認知症との関係です。

アルツハイマー型認知症は、脳内に「アミロイドβ」と呼ばれる異常なたんぱく質が蓄積することで発症すると考えられています。歯周病による慢性的な炎症がこのアミロイドβの蓄積を促進するため、認知症のリスクが高くなる可能性があります。

早産・低体重児出産のリスクが高くなる

妊娠中に歯周病になると、早産や低体重児出産のリスクが高まることがわかっています。歯周病の炎症によって生じた物質が血流を通じて子宮に運ばれると、子宮の収縮が促されることがあり、出産時期や赤ちゃんの発育に影響を及ぼす可能性があります。

上北沢で歯周病予防・歯周病治療をご希望の際は上北沢歯科までお気軽にご相談ください。

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